ドロミテの山容ペルーアンデス・ブランカ山群

2018.12.07

迫力の峻峰群を間近に望むペルーアンデス・ブランカ山群


世界有数の華麗な氷雪峰が密集するペルーアンデスのブランカ山群は、南北20キロ、東西50キロにわたり6,000m級の山々が20座も聳え、その規模はアンデス最大級のスケールを誇ります。最高峰のワスカラン(6,768m)をはじめ、三角錐の名峰アルパマヨや、懸垂氷河の美しい双耳峰チャクララフなど、一度みればその山容に虜になるような山ばかりが聳えています。

ヤンガヌコ峠付近から双耳峰チャクララフを間近に望む

トレッキングでも、日帰りハイキングでも


4,000mを超える標高まで発達した車道を利用することで、氷雪峰を眼前に望むことができるのがブランカ山群の大きな魅力です。ネパールなどのヒマラヤでは数日間のトレッキングの末にやっと見ることができるような光景がわずか1日、いや半日の行程で見られてしまうほどです。これほどアプローチが短く山岳展望が楽しめる場所は世界中探してもなかなかありません。

テントサイト間近に聳えるタウリラフ

テント泊のトレッキングでアンデスの直下まで


ブランカ山群の核心部に位置する2つの谷を3泊4日のトレッキングでめぐります。有名なヤンガヌコ谷周辺の高峰群に加えて、サンタクルス谷周辺のアルパマヨ、キタラフ、タウリラフなど、トレッキングで無ければ間近に望むことができない美しい尖峰群が連日次から次に現れます。熟練の現地スタッフとテントや皆さまの装備を運ぶ馬方、美味しい料理をつくってくれるコックも同行しますので、快適なキャンプ生活を送ることができます。テントサイトから眺める満天の星空もきっと忘れられない思い出となるでしょう。

夕陽に染まるワンツァンを撮影


車道から朝陽に染まるワスカランを間近に望む

日帰りでめぐる雄大な景色


テント泊のトレッキングでめぐるのは難しいな、という方もご安心を。標高の低い町のロッジに宿泊しながら、発達した車道を使うことによって容易に山々の懐に入ることができます。地元の人も入ることができない絶景の谷には特別通行許可を取得してさらに奥へ。圧倒的な至近距離で迫る氷雪峰の光景は圧巻です。名前こそ一般的に知られているような山は数少ないですが、ひしめき合う尖峰群を間近に望めばあっという間にその虜になることでしょう。広大なアンデス高原、氷河によって深くえぐれた谷、南米特有の花々など、山岳展望以外にもたくさんの魅力ある光景が待ち受けています。

人々の生活とアンデスの山並みのコントラストが美しい

山麓の生活風景も美しい


アンデス山麓には紀元前の時代から人々の生活が息づいています。氷河を抱いた山の麓には緑豊かな土地が広がり、たくさんの野菜や果物が育てられ、高原地帯にはアルパカや牛などが放牧されています。まだまだ素朴な生活を営む人々の姿は私たちにとってはどこか懐かしく、美しい光景です。また高所特有の清んだ空気がつくり出す紺碧の空もとても印象深いアンデスの景色として脳裏に焼き付くはずです。世界屈指の山岳展望が広がるペルーアンデスのブランカ山群にぜひお出かけください。

 

鈴木 謙介鈴木 謙介

東京本社
出身地:栃木県