ドロミテの山容かつて「天竺」と呼ばれた人間のるつぼを旅する国インド

2019.01.16

インドと聞いてイメージすることは?と質問をするとカレーと答える方が大半だと思いますがどんなイメージをお持ちですか?


正式国名はインド共和国。人口は131103万人。面積は世界第7位の329万k㎡。宗教はヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、スィーク教、仏教、ジャイナ教など「宗教の国」といわれるインド。今回、私がお勧めするマイベストエリアはチベット本土よりチベットらしい伝統と文化が残る美しい大地レーとラダック地方をご紹介します。ほとんどが標高3,000mを超える山岳、高原にあり、降水量の極めて少ない乾燥地帯。地形的にも文化的にもチベット世界の一部。今も素朴な魅力を失っていない神秘的な町です。

ツェモ・ゴンパの屋上より

レーとラダック地方はシルクロード支線の中継地点であり中国、インド、チベットなど交通の要衝として栄えた。


レーではチベット系、アーリア系、カシミール系そしてチベット難民などさまざまな民族の人達が生活しています。ラダック語の挨拶言葉は「ジュレー」「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」と状況に応じて、いつでも使える言葉。ゴンパ(僧院)レーラダック地方にはチベットのポカラ宮殿のモデルにもなっている旧レー王宮や原色で描かれた仏画など大小さまざまなゴンパが存在し、今も多くの少年僧たちが修行をしています。

旧レー王宮

「月の世界」に例えられるラマユル・ゴンパ


レーから約110km。荒涼とした岩肌の世界。峠から見るダイナミックな世界は一見の価値あり。ここはインド?一瞬、自分がいる世界が分からなくなる世界感。澄んだ空気と空の青さは言葉を失う感動の体験です。アルパインツアーでは高所順応にも配慮した日程でのんびりとハイキングを楽しみます。インドらしくない世界?と思われる風景が広がる世界を、ぜひともアルパインツアーでご参加ください。

高台から眺めるレーの街


ゴンパ内部の壁画


月の世界 ラマユル・ゴンパ

松澤 学松澤 学

福岡営業所
出身地:福岡県