2019.06.27
世界に数あるロングトレイルの中でも、特におすすめしたいのが、アメリカ西部のシエラネバダ山脈を走るジョン・ミューア・トレイルです。自然保護の父と呼ばれ、国立公園設立の立役者でもあるジョン・ミューアの功績を湛えて作られたのが、全長約340kmにもおよぶジョン・ミューア・トレイルです。
サウザンド・アイランド・レイクに2連泊して絶景を堪能
1938年に完成したこのトレイルは、アメリカのカリフォルニア州を南北に連なるシエラネバダ山脈に位置しており、北は世界遺産ヨセミテ渓谷から、南はアラスカを除く米国本土最高峰であるMt.ホイットニー(4,418m)まで続いています。“シエラブルー”と呼ばれる紺碧の空の下、世界中のトレッカーが憧れるシエラネバダの大自然を満喫しましょう!
紺碧のシエラ・ブルーの空の下、トレッキングを楽しむ
340kmを一気に踏破するには約一ヶ月の日数を要しますが、アルパインツアーでは、魅力が凝縮されたハイライト部分を3泊4日で歩きます。テントや食事は現地で用意されておりミュール(ラバ)が荷物を運搬してくれますので、重いバックパックを背負う必要はありません。トレイルからは花崗岩の荒々しい山並みや、対照的に優しい表情を見せる美しい森や高山植物の咲く湿原、湖など、ウィルダネス(原生自然)の持つ素晴らしい山岳景観が次々と展開します。
絶景の中での食事は格別! 食材もテントも全て馬(ミュール)が運んでくれる
3泊4日のトレッキングでは、風光明媚で「これぞジョン・ミューア・トレイル!」という絶景が広がるサウザンド・アイランド・レイク湖畔に2連泊しますので、ゆったりと、そしてたっぷりとシエラネバダの大自然を体感できます。下山後はヨセミテ国立公園入口の、通称ヨセミテバレーといわれる場所を訪れ、クライマー憧れの大岸壁や氷河の作り出した美しい渓谷の姿を満喫します。
世界遺産ヨセミテ国立公園の大岩壁を望む
本多 直也
東京本社
出身地:埼玉県