flag 創業50周年記念特別企画
ネパール

2019.12.26

 創業50周年特別企画の第18弾「ネパール・ヒマラヤの山旅」を企画し、3コースが催行実施いたしました。ネパールの山旅は、1971年からはじまり、今年は48年目を迎えます。今回、総勢27名の方々にご参加いただき、ネパール・ヒマラヤの魅力を思う存分楽しんでいただきました。


最高級ロッジでめぐるアンナプルナ山群展望トレッキングと憧れの南壁ヘリ・フライト9日間
最高級ロッジでめぐるエベレスト展望ヘリ・トレッキング9日間
四輪駆動車で行く憧れの王都ローマンタン探訪とジョムソン高級ホテル10日間


 11月25日にはカトマンズのゴカルナフォレストリゾートにて、3つのコースの参加者、ツアーリーダー、現地ガイド、現地旅行社の社長やスタッフがとともに、創業50周年セレモニーを開催しました。ホテル内の離れにあるレストランと外のガーデンを貸し切り、現地旅行会社社長からの乾杯からはじまり、ヒマラヤ型特注ケーキカットやプレゼント贈呈、最後は、参加者も交えたネパール民族舞踊などで盛り上がりました。


写真A

創業50周年記念セレモニー開催 カトマンズのゴカルナリゾートの敷地を貸し切り、セレモニーが始まった


写真B

ネパール特製のアルパインツアーの幕をバックに現地ネパール手配会社の社長からあいさつ


写真C

記念セレモニーの後半は、ネパール伝統舞踊のステージで盛り上がる


写真D

ホテルのパティシエが特別に作った‘’ヒマラヤの雪山を形どった‘’立体型アルパインケーキ



最高級ロッジでめぐるアンナプルナ山群展望トレッキングと憧れの南壁ヘリ・フライト9日間



 今回、ネパールのトレッキングエリアの中で、一番人気のアンナプルナ山群のトレッキングを楽しみました。3泊4日のトレッキング行程で、3泊ともネパールの山中のロッジの中では最高級の設備を誇るロッジに宿泊しながら歩きとおしました。どのロッジも、部屋にシャワー、水洗トイレがついていて、ベッドもふかふかで、非常に快適に過ごせました。1日目は、フェディからダンプスまでの急なルートを登りました。初日の歩行のため、皆さん、ゆったりペースで、無理せず、途中、村の生活に触れながらダンプスに無事到着。昼食を食べていると、雲の中からマチャプチャレが時折姿を見せ、日本を出て3日目にしてようやく、ヒマラヤにきた実感がわいてきました。夕食は、スタッフが心を込めて作った美味しい食事を堪能しました。2日目は、アップダウンがほとんどない行程で、ランドルンへ。夕方、ロッジの部屋の前の中庭からアンナプルナサウスが、アーベントロートで真っ赤に燃える姿に皆さん感動。3日目は、ランドルンの村を出ると、いきなり石段の300mの下りになり、慎重にゆっくり下り、モディコラまで下ると、いよいよ標高差630mを登ります。ゆっくり無理せず、高度を稼ぎ、やっとのことで、ガンドルンの村に到着。ガンドルンはこのあたりのエリアでは最大の村ということもあり、村の入り口からロッジまで、30分以上かかり、ついにロッジに到着!食事前には、ハッピーアワーで、暖炉を囲んでみんなで乾杯!翌日、フィナーレをかざるアンナプルナ南壁のフライトは、狭い谷を飛ぶヘリのフライトのルート上に雲が多く、ガンドルン、ポカラで待機するも、フライトできず、急遽、ランタン谷へのフライトに変更となりましたが、快晴の中、ランタンリルンを至近距離から仰ぎ見る素晴らしい展望地に降り立つことができ、皆さん大感動でした。(ツアーリーダー:久保典彦)


写真1_ダンプス付近からのマチャプチャレ(中央)、アンナプルナⅡ峰(右)、ラムジュンヒマール(右端)

ダンプス付近からのマチャプチャレ(中央)、アンナプルナⅡ峰(右)、ラムジュンヒマール(右端)


写真2_ランドルンのロッジから望む、夕焼けで赤くなるアンナプルナ・サウス(左)とヒウンチュリ(右)

ランドルンのロッジから望む、夕焼けで赤くなるアンナプルナ・サウス(左)とヒウンチュリ(右)


写真3_たくさんのマリーゴールド咲くガンドルンのロッジからの、像の頭の意味をなすアンナプルナ・サウス

たくさんのマリーゴールド咲くガンドルンのロッジからの、像の頭の意味をなすアンナプルナ・サウス


写真4_ダンプスのロッジの中庭でゆったりとランチをとる

ダンプスのロッジの中庭でゆったりとランチをとる



最高級ロッジでめぐるエベレスト展望ヘリ・トレッキング9日間



 世界最高峰エベレストを望むコースで、11名のご参加者とともに、エベレスト街道を歩いてきました。
 まず、カトマンズからルクラへ向けて離陸、谷間にある斜めの滑走路に無事着陸。
 その日は、ルクラでのんびり過ごし、翌日からトレッキング開始。まずは、ドゥードゥーコシ(ミルク色の川の意味)沿いの道をパクディンまで下り、モンジョまで歩きました。やや雲があったものの、学校帰りの子供たちや農作業する人たちなどネパールの生活を見ながら楽しく歩けました。
 翌日は、谷沿いの道をジョサレを過ぎ、世界遺産に登録されたサガルマータ(エベレスト)国立公園へ入り、長い吊り橋を渡ると、いよいよ高度差600mの登りが始まります。少し登ったところで、樹林帯の隙間から、早くもエベレストが姿をあらわしました。まるでご褒美をもらった気分です。ゆっくり高度を稼いで、ナムチェ村に到着。快晴に恵まれていたので、ロッジから徒歩15分ほどにあるエベレストの見える丘へ。夕方、エベレストやロ-ツェが見事に赤く燃えて、素晴らしい1日でした。最終日は、早朝、ヘリにて標高4,250mに位置するコンデロッジへ。寒い朝でしたが、大迫力の展望を望み、そのままヘリでルクラに戻りました。(ツアーリーダー:西川茂樹)


写真5_エベレスト街道の玄関口、ルクラ空港は、世界中からトレッカーが集まるネパールでも人気の空港

エベレスト街道の玄関口、ルクラ空港は、世界中からトレッカーが集まるネパールでも人気の空港


写真6_ネパールトレッキングは、ほとんどが生活道を歩くため、現地の生活を垣間見ることができる

ネパールトレッキングは、ほとんどが生活道を歩くため、現地の生活を垣間見ることができる


写真7_宿泊ロッジからわずか15分ほど歩くと、エベレスト(中央奥)、ローツェ(右)を望むことができる

宿泊ロッジからわずか15分ほど歩くと、エベレスト(中央奥)、ローツェ(右)を望むことができる


写真8_ヘリでナムチェ上部にあるコンデロッジに上がり、絶景の朝食を味わう

ヘリでナムチェ上部にあるコンデロッジに上がり、絶景の朝食を味わう



四輪駆動車で行く憧れの王都ローマンタン探訪とジョムソン高級ホテル10日間



 ポカラからアンナプルナ・ダウラギリ山群を眺めながらの山岳飛行便わずか20分で一気にジョムソン(2,713m)へ到着しました。ここムスタン地方の玄関口であるジョムソンに、この秋できたばかりの高級ホテル「ムスタン・マウンテン・ホーム」で、辺境の地とは思えない暖かいもてなしと快適な滞在を満喫しました。部屋からはカリガンダキ渓谷を挟んで、すぐ対岸にニルギリの連峰を仰ぎ見る絶好の場所に建ちます。そして、ジョムソンから四輪駆動車に分乗して、一路、悪路を北上し、旧ムスタン王国の王都ローマンタン(3,800m)へ。数年前まで徒歩で片道5日間を要していたのが、オフロードが延びたことで、悪路ながら1日(約10時間)で行けるようになったことが今回の特別企画となりました。ヒマラヤを割った標高差5000mものムスタン地溝帯に、500万年前の河川堆積物が浸食風化されてできた驚異の地形です。「冒険ドキュメンタリー番組の主人公になったかのようだ」と、皆さん感動されていました。ローマンタンからさらに北上すると、土林といわれる侵食地形に洞窟住居跡が点在するアッパームスタンのチョサル(3,900m)がネパール最後の村となります。ここからさらにさらに北上すると、一気に高度を上げ標高4,700m以上のチベット高原の台地の上に出ました。もうチベット(中国)の国境が近く、道路も中国の援助でつくられた快適な道です。、標高5,000mに近い広大なチベット高原まで、壮大な四輪駆動によるオーバーランドの旅でした。振り返ると珍しいアングルのアンナプルナ山群の北面が輝いていました。
(ツアーリーダー:渡部秀樹)


写真9_ジョムソン付近からのダウラギリⅠ峰の東面を望む

ジョムソン付近からのダウラギリⅠ峰の東面を望む


写真10_ムスタンへの道路は、未舗装道路であり、いくつかの川も横断する

ムスタンへの道路は、未舗装道路であり、いくつかの川も横断する


写真11_ムスタン手前から2008年までネパールの自治王国だったムスタン王国を望む

ムスタン手前から2008年までネパールの自治王国だったムスタン王国を望む


写真12_ムスタンからさらに奥まで四輪駆動車で進むとアンナプルナⅠ峰(左)とティリチョーピーク(右)が姿をあらわす

ムスタンからさらに奥まで四輪駆動車で進むとアンナプルナⅠ峰(左)とティリチョーピーク(右)が姿をあらわす


久保 典彦 久保 典彦

東京本社
出身地:三重県