2018.08.30
ノルウェーと聞くとどのような国を想像しますか?
福祉国家、ノルウェーサーモン、一日中沈まない太陽が沈まない白夜に、映画ノルウェイの森。様々イメージはありますが、やはり最大の魅力は大自然ではないでしょうか。北欧ならではの淡くやさしい太陽光。そびえ立つ絶壁や流れ落ちる滝が美しいフィヨルド、空を覆い尽くす神秘的なオーロラ。北から南まで魅力がたっぷりの国ノルウェーをご紹介します。
フィヨルドからそそり立つ600mの高さの断崖プレーケストーレン
歩いて楽しむアルパインツアーらしいノルウェー
ノルウェーには多くの絶景ポイントがありますが、トレッキングでしかアクセス出来ない場所にこそ、我々しか感じることのできない感動が待っています。その代表とも言えるのが
“巨人たちの住みか”の山をご紹介します。北欧を代表する山岳風景が広がるヨートゥンハイメン国立公園を3泊4日で大自然に触れながら山小屋から山小屋へと繋ぎ、さいごには、ガルホピッゲンを登山し北欧最高峰に立つ、ロングトレイル倶楽部の皆さまにもサミット倶楽部の皆さまにもご満足いただける充実の山旅です。
有名なベッセゲン尾根を下る。左がイェンデ湖、右がイェンデ湖よりも400mも高いベス湖
トレイルの玄関口であるイェンデ湖畔より歩き始め、1日日のベッセゲン尾根への登りは、最初の難関ですが、ここからの景色は自分の足で歩いていくことでしか見る事が出来ない大絶景です。
左がイェンデ湖、右がベス湖。なんと湖面の高さが400mも差もある不思議な自然の造形の景観。ここを越えれば、おおむね高低差の少ないトレイルを歩きとなり、氷河が作出した巨大なU字谷地形、雪と氷河を抱いた山々、北欧の誇る山岳風景を堪能できるでしょう。また北欧は緯度が高いため、標高が低いところでも、高山植物が見られるのも嬉しいですね。
世界で最も美しい場所の一つ、ロフォーテン諸島
続いてご紹介するのは、ロフォーテン諸島です。ノルウェー北部、大きな目線で見ればユーラシア大陸の北西端に位置し、フィヨルド地形を象徴するような鋭く切り立った山々が並ぶ、世界の果てのように感じる場所です。南米大陸の最南端パタゴニアが南半球の地の果てだとすれば、ユーラシア大陸の最北西端にあるロフォーテン諸島は、まさに北半球の地の果てといえる場所でしょう。もちろん訪れるだけで十二分に美しい場所ですが、山好きの皆さまであれば、私たちがおすすめしなくとも、トレッキングに出かけてみたくなることは間違いありません。美しい湖面から文字通り生えている切り立った絶壁、麓に見える街並み、まさしく雄大という言葉がしっくりくる景観に常に歓声やため息がでしまいます。
ロフォーテン諸島を歩く
何千年にもわたり、人々を魅了してきた夜空に輝くオーロラ
北欧の魅力はといえば”オーロラ”です。ロフォーテン諸島はアラスカとほぼ同緯度に位置しますが、温暖なメキシコ湾流の影響を受ける気候のため、最も寒い1〜2月でも平均気温がマイナス1度と比較的穏やかな中でオーロラ鑑賞を楽しむことができます。「洋上のアルプス」と呼ばれ、世界にここだけの独特な景観を創り出し、ノルウェー人にとってもあこがれの旅行先であり、日本ではあまり知られていない秘境といっても過言ではないロフォーテン諸島。ノルウェーの中でも少しアクセスしにくい場所に位置しています、ぜひともアルパインツアーでご参加ください。
ロフォーテン諸島の海上にあらわれたオーロラ
山田 浩嗣
大阪支店
出身地:愛知県