ドロミテの山容世界遺産マチュピチュへと続く憧れの「インカ・トレイル」

2018.06.30

世界中のトレッカー達の憧れ「インカ・トレイル」


 かつて絶大な力を誇ったインカ帝国。インカ帝国の首都であるクスコから、南米各地へと何千キロにも築かれた長大な道は「インカ古道」と呼ばれ、インカ帝国の繁栄の証でもありました。そのうちマチュピチュ遺跡へと続く約45㎞の道のりが、世界中のトレッカー達の憧れでもある「インカ・トレイル」です。
 インカ・トレイルは入山の申請許可制度を設けていますが、許可を確保するのが困難になるほど、年々その人気は増しています。


インカ・トレイルのゴール、マチュピチュ遺跡


アンデスに住む人々の生活


 旅はインカ帝国の都クスコ(標高3,360m)からスタートしますが、まずはアンデスの高地に体を慣らすためにゆっくりと順応していきます。順応を兼ねて聖なる谷と呼ばれる谷でオリャンタイタンボ遺跡やマラスの塩田を訪れますが、印象的だったのはミスミナイ村への訪問でした。今なお素朴な雰囲気の残るミスミナイ村では地元の方々のお宅へお招きいただきました。自家製のじゃがいもやトウモロコシは味が濃く、その美味しさには驚きました。また、大地の母への祈りの儀式、パチャママの様子を見学させていただいたのも興味深い体験となりました。

ミスミナイ村の人々

 

3泊4日のインカ・トレイル・トレッキング


 インカ・トレイル・トレッキングでは、行程約45㎞の距離をテント泊でキャンプしながら3泊4日の行程で歩いてきます。トレイルの道中は緑鮮やかな濃霧林が続き、数多くの蘭や固有の花々を見ることができます。いくつもの遺跡を通り抜け、インカ帝国時代に作られた石畳の上を歩くと、古の時代にタイムスリップしたかのように感じられることでしょう。ビルカバンバ山群最高峰サルカンタイやベロニカ峰の展望も楽しみながら峠を越え歩マチュピチュへと歩みを進めていきます。ゴールはマチュピチュのかつての正門、太陽の門と呼ばれるインティプンクです。門をくぐると目の前にはマチュピチュ遺跡が!!
 仲間たちと共に長い道のりを歩き辿り着くゴールは、言葉に表せられないほどの感動で溢れています。

雲霧林の中を歩く

トレイルより望む氷雪のサルカンタイ峰

太陽の門で感動のゴール

 

トレッキングの生活スタイル


 キャンプ生活がご心配な方も多いと思いますが、経験豊富なスタッフ達がしっかりとサポートいたします。荷物はポーターが運びますので、日帰り登山の装備で身軽に歩くことができます。食事は行動中のお昼ごはんも含め、暖かな食事をご用意します。地元の食材を使ったコック自慢の料理は皆さまにも大変ご好評いただいています。テントや寝袋は全てスタッフがセットいたしますの、1日のトレッキングを終えた後はキャンプ地でゆっくりと体調を整えることができます。お茶や洗面用のお湯の提供なども嬉しいサービスです。

 4日間のトレッキングは何より彼らスタッフのサポートがあって安心して歩くことができるのです。ゴールを迎える頃にはスタッフを含め全員が一つのチームとなっているでしょう。頼もしい彼らと共に歩くインカ・トレイルはより思い出深いものになるはずです。


頼もしい現地スタッフ達


快適なキャンプ生活

白旗 美紀白旗 美紀

東京本社
出身地:神奈川県