ドロミテの山容国内では珍しい種が目白押し!台湾・金門島

2019.09.26

国内では珍しい種が目白押し!台湾・金門島


金門島は中国大陸に隣接する台湾領の島で台北から270kmも離れているにも関わらず、中国からはたった5kmしか離れていないため、地理的にはほぼ中国といってよいでしょう。そのため台湾本土とはまったく違った野鳥たちが生息し、特筆すべきはその多くが日本人のバードウォッチャーになじみ深く、かつ日本国内では比較的珍しい種が多く含まれていることです。


代表種のヤツガシラ

そのユーモラスな姿から日本人のバードウォッチャーには人気があります。ただ国内で観察するとなると主に春の渡りの一定期間のみで、その出会いはほぼ運任せ。ただ金門島では一年中見られます。


群れるベニバト

日本国内では主に秋の渡りの一定期間、南西諸島の一部で見る機会はあるものの、せいぜい
12羽。ただ金門島では越冬数が多く群れで見られることも稀ではありません。
 
憧れのヤマショウビン

日本では多くのバードウォッチャーの憧れ的存在。金門島では冬鳥として渡来しますがここ数年は渡来数が少なく、同様に憧れの鳥になりつつあります。

台北市内の公園で見られるゴシキドリ


乗り継ぎの関係からわずかな時間訪れる台北市内の公園では、早朝に太極拳をする地元の方々を横目にこのゴシキドリを楽しみます。色鮮やかな色彩が目を引きます。

土地勘がない海外での探鳥はなにかと不安もありますが、現地では専門のバードガイド&現地在住のバードガイド兼バスドライバーの案内で目まぐるしく現れる日本の「珍鳥」たちを楽しめました。台湾本土とは一味違った地元色が強い食事も注目です。

石田 光史石田 光史

ネイチャリング事業部
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