ドロミテの山容世界最高峰はエベレスト(8,848m)

2019.09.19

我々が生活する地球の世界最高峰はエベレスト(8,848m)です。チベット側からはチョモランマ、ネパール側からはサガルマータと呼ばれ、地元の人々からはこの宇宙の中心となるもの大いなるものへの敬意をこめています。山頂を目指すのは本当に激しく厳しい訓練をつんだ特殊な人々の世界ですが、麓の山麓までであれば、大いなる好奇心と高山病などに十分気をつければ訪問出来る場所にもなっています。

かつては禁断の都としてなかなか入域が難しかったラサへも、鉄道や航空便を乗り継いで容易に訪れることが出来るようになりました。私もこれまでこの地でのトレッキングを楽しみにされているお客様とともに、広い風景と山脈・山塊、その過酷な自然環境のもとで生活している人々の営みに心をうたれてきました。

チベット仏教の影響が今も強く残り、人々の信仰心が祈りの行為に現れています。ポタラ宮殿やジョカン寺、展望のきく峠にもこの宇宙観を表す色とりどりの旗が風にはためき、人々の願いや想いを届けます。私が好きなギャンツェの白居寺には、ネパールでよく目にするストゥパ(仏塔)と同じような塔の壁面に東西南北四方向に目玉がにらみをきかせ、人々の平穏を願っています。10年前の訪問時に撮ったシガールの町の4人の少年たちも雄々しい若者に成長していることでしょう。



ラサのジョカン寺




白居寺


白居寺


シガールの町の4人の少年たち

ひとつ前の中国元10元札には、チョモランマの迫力ある山容が描かれており、中国旅行の手配でお世話になっているスタッフ(彼はチョモランマの登頂者でもあります)に旅の記念のサインをもらい、常に私の財布の中で一緒に旅をしています。



新たな出会いや発見、感動を求めて、どんどん開発と整備の進むチベットの最近の姿も皆様と目にしたいものです。当社では秋と春にチョモランマに迫るロンブク僧院訪問のツアーを発表しております。是非、皆様の旅の計画に私の好きなチベットの旅を加えていただきますようお願い申し上げます。


ロンブク僧院訪問

米倉 松紀米倉 松紀

大阪支店
出身地:愛媛県