チロルとドロミテ。異なる魅力があふれる２つのエリアへ

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緑豊かなアルム（草原）と花畑が一面に広がり牧歌的な風景がひろがるオーストリアのチロル地方。たくさんの垂直の岩峰群がそそり立つ迫力のイタリアの世界遺産ドロミテ。２つのエリアは物理的に近い位置関係ながら、まったく異なる風景が魅力です。各エリアだけをじっくり回るのも楽しいですし、一度のご旅行で両方のエリアを満喫する企画も人気です。

素朴なアルプスの魅力が息づくチロル地方

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チロル地方アールベルクに位置するレッヒは、古くからヨーロッパの王侯貴族に愛されてきた山岳リゾートで、“ヨーロッパで一番美しい村”にも選ばれています。村のシンボルの山オーメルスホルンがどっしりと聳え、可愛らしい花々で彩られた家並みと緑豊かな牧草地、レッヒ川の清流が調和する風景が見事です。そんな美しい風景は地元の方々の努力で維持されています。環境にやさしい木材バイオマスの暖房システムを採用したり、景観を損なう駐車スペースは地下に設置するなど、村と地域住民が一体となって環境・景観保護に取り組む先進エリアだからこそ、いまもアルプスの美しい風景をお楽しみいただくことが出来るのです。そんな美しいレッヒで夏に開催される「レッヒ・クラシック・フェスティバル（レッヒ音楽祭）」は国際的に活躍する一流の音楽家が集う質の高い音楽祭でありながら、地域に根差したカジュアルな音楽祭でもあり、気負うことなく本場のクラシック音楽をお楽しみいただける点が魅力です。弊社ではレッヒ音楽祭を鑑賞する特別企画を設定しており、毎年たいへん好評いただいております。


美しいレッヒの村


レッヒ音楽祭では、世界各国から一流の奏者が集う

もちろん、チロル地方でも氷河をいだく高山の風景もお楽しみいただくことが出来ます。イタリアとの国境に近いエッツタール山群にはチロル最高峰ヴィルトシュピッツェ（3,770m）をはじめ、氷河をいだく高峰が集まります。弊社では健脚者の方向けに3,400mのピークに登頂するコースもご案内しており、アルプスでは貴重な登頂コースとしてご好評いただいております。また、チロルには世界的に有名な山が少ないためか、スイスやフランスに比べるとぐっと訪問客が少なく、ハイキング途中に他のハイカーと行き交うことも少ないので、静かなアルプスの雰囲気をたっぷりとお楽しみいただくことが出来るのも嬉しいポイントです。


エッツタール山群を歩く


クロイツシュピッツェ（3,455m）山頂へ

迫力の岩峰群が魅力のドロミテ山群

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イタリア北部に位置し、数多くの岩峰群が連なる風景は世界でもここにしかないといっても過言ではないでしょう。かつてはオーストリア・チロルの一部でしたが、歴史的な経緯を経て、現在はイタリア領となっています。地元住民はいまでもドイツ語話者が多く、いまでもイタリア語とドイツ語両方の地名が残っている地域でもあります。ドロミテの魅力はなんといっても、天高くそびえる迫力の岩峰群でしょう。山麓から岩峰を見上げれば、眼前に立ちはだかるような迫力満点の風景に圧倒されるはずです。また、ドロミテの魅力は迫力ある風景だけではありません。夏のハイシーズンには岩峰群の山麓にたくさんの花々が可憐に咲き乱れますので、お花好きの皆さまにもおすすめのエリアなのです。たくさんの岩峰群を縫うように設定されたハイキングコースを歩けば、荒々しい岩峰群に圧倒され、可愛らしい花畑に心癒されることでしょう。


ドロミテの名峰ドライ・チンネンを見ながら歩く


怪峰サッソルンゴとお花畑

普段日本で登山に親しんでいらっしゃる方には山小屋トレッキングもぜひおすすめです。日帰りハイキングのコースから一歩踏み出し、山々の懐に建つ山小屋に宿泊するからこそ見ることが出来る景色があります。静寂が支配する夕方から夜、そして朝日が上がるひとときは宿泊者だけの特権です。


山小屋に泊まるからこそ見ることが出来る絶景が広げる


岩峰直下に建つ山小屋に宿泊

ドロミテを訪問する際には秋もおすすめの季節です。秋は空気が澄んで山岳展望に適しており、カラマツなどの黄葉や紅葉も楽しみです。ジビエ料理などこの季節しか味わうことができない食事も楽しみです。


秋色に染まるヨーロッパ最大級の高原アルぺ・ディ・シウジ


 黄葉に色づくカラマツとドライ・チンネン

ドロミテの魅力は自然だけではありません。美食の国ならではの美味しいイタリアン、そして地元のワインも楽しみです。ハイキングで頑張った後は、自分へのご褒美にぜひ美味しいイタリアンをお楽しみください！他のヨーロッパの主要国に比べると物価が安めなのも嬉しいポイントです。

魅力がいっぱいのドロミテにぜひお越しください。