flag 創業50周年記念特別企画
スコットランド、アイルランド、グランドキャニオン

2019.08.26

【創業50周年記念特別企画】秋色に染まる“虹の国”スコットランドゆったりハイキング 10日間


 広大なU字谷、険しい岩山を覆うヒース、荒涼とした景観のなかに建つ城館、“怪獣ネッシー”で有名なネス湖をはじめとした神秘的な湖など、スコットランド・ハイランド地方はまさに“ヨーロッパの秘境”と呼ぶにふさわしい場所です。特に10月中旬から下旬にかけては山肌が美しく秋色に染まる、とっておきの季節です。今回はスコットランドを反時計回りに周遊しながら、ハイランド地方ならではの自然景観をめぐります。歩行時間は1日あたり2時間〜3時間で、標高差の少ないコースを歩きます。また、計3回の連泊が含まれる、ゆったりとした行程でご案内いたしますので、どなたでも安心してご参加いただけます。また、ハイキングだけでなく世界的にも有名なスコッチ・ウィスキーの蒸留所見学や世界遺産エディンバラ探訪、ハイランドを走るローカル線乗車、島国ならではの“海の幸”グルメなど、文化や歴史も触れる充実の内容です。


写真1_グレンフィナン陸橋を渡るウエスト・ハイランド線のローカル列車

グレンフィナン陸橋を渡るウエスト・ハイランド線のローカル列車



【創業50周年記念特別企画】遥かなるケルトの大地へ アイルランドゆったり紀行 10日間


 アイルランドは北海道とほぼ同じ大きさの島国ですが、海岸線の総延長は約2倍の5,600kmにも及び、波と風に浸食された断崖絶壁が特徴的です。暖流の影響で1年間を通じて温暖なため、大地は国花であるシャムロック(マメ科のクローバーやシロツメクサ)などに覆われ、その緑の多さから「エメラルドの島」と呼ばれるほどです。広大な大地、切り立った断崖、その先に広がる紺碧の大海原など、アイルランドらしい風景と文化が残る西部を舞台に、山旅を楽しみます。計5回のハイキングはいずれも歩行時間2〜3時間で標高差も少ないため、日頃より軽ハイキングをされている方であればどなたでも安心してご参加いただけます。さらにB&Bでの宿泊や、アラン諸島滞在、首都ダブリン観光など、アイルランドをたっぷりと満喫することができるコースです。


写真2_荒波が打ちつける夕刻のモハーの断崖

荒波が打ちつける夕刻のモハーの断崖



【創業50周年記念特別企画】世界遺産グランドキャニオン谷底往復トレッキング 8日間


 アメリカのみならず、世界各国から多くの人々が訪れる世界遺産グランドキャニオンは、人類が守っていかなければならない地球の宝物ではないでしょうか。東京から琵琶湖までの距離に匹敵する東西約450キロの長さを誇り、深さはスカイツリーがゆうに2つは入ってしまうというこの大渓谷は、コロラド川の浸食によって作られた大自然の偉大な造形美です。グランドキャニオン“大渓谷”という名前の通り、そのスケールの大きさは見るものを圧倒します。
 このたび、創業50周年特別企画として、そのグランドキャニオンを上から眺めるだけでなく、大渓谷の奥深くまで歩いて入り、大自然を満喫するコースを企画しました。宿泊はグランドキャニオンの谷底にあるキャンプサイトです。谷底にはアメリカンロッキーを源とするコロラド川が流れているのですが、その川沿いにキャンプサイトはあります。


写真3_残丘の間を縫って作られたトレイル

残丘の間を縫って作られたトレイル


写真4_コロラド川とキャンプサイト(左の緑の木が生えている付近)を望む

コロラド川とキャンプサイト(左の緑の木が生えている付近)を望む


 登山をするときにはまず登り、そして下る、という動きになりますが(当たり前で済みません)、今回は谷底を目指しますのでその逆で、まず下り、そして帰りは登って戻ってくることになります。今回はキャンプサイトに2泊しますので、初日は下り、2日目は谷底滞在、そして3日目に登って戻ってくる、という2泊3日のトレッキングとなります。なお下りと登りには異なるルートを使いますので、それぞれ違った角度からの景色を楽しむことができます。下りに使うのはサウスカイバブルート。比較的尾根上を歩くトレイルなので景色が良く、前方にはどんどん高さを増していくノースリム(グランドキャニオンの北側)の岸壁が望め、また谷の中へ中へと入っていくにつれて、自分の小さな身が地球の中に吸い込まれていくような感覚を覚えます。これは、やはり展望台から眺めるだけでは感じられないものだと思います。景観を楽しみながら約1600mを下り、谷底を流れるコロラド川に架かる橋を渡ると、目指してきたキャンプサイトに到着します。ここまで約7時間、一汗かいて火照った体を渓谷内を流れ過ぎる優しく爽やかな風が癒してくれます。


写真5_ミュールが荷物を運んでくれる

ミュールが荷物を運んでくれる


写真6_谷底を流れるコロラド川の橋を渡りキャンプサイトへ

谷底を流れるコロラド川の橋を渡りキャンプサイトへ


写真7_小川沿いに並ぶキャンプサイト

小川沿いに並ぶキャンプサイト


 キャンプサイトはシンプルながらも整備されており、湧水を引いてきた水場や公共のお手洗いも設置されていて快適なのですが、テントや寝袋、食料や調理器具など、必要なものはすべて持参しなくてはなりません。
トレッキングの道中には、大きなザックを背負って歩く人を沢山見かけます。「こんな大きくて重い荷物は持てない…」と思ってしまうのですが、ミュール(ラバ)が荷物を運んでくれるというシステムがあり、私たちはこのミュールたちの恩恵に荷物をあずかけ、最低限の荷物の水や雨具や貴重品などを背負うだけで歩くことができます。下り7時間、登りは8時間の行程ですので、このシステムは本当に助かります。キャンプサイト到着後はラバにお礼を言って荷物を受け取り、皆でテントを立てます。そしてシンプルだけど美味しい食事。そして楽しい語らい。コーヒーや持参したお菓子を皆で味わっていると、いつの間にか頭上には沢山の星がきらめきます。漆黒の大岸壁の上に星の輝く夜空が広がる世界は壮大な宇宙を感じる、スケールの大きな雰囲気が体感でき、グランドキャニオンの谷底に身を置いてこそ味わえる、生涯忘れえぬ時間となるでしょう。


写真8_2日間のキャンプ生活を満喫

2日間のキャンプ生活を満喫


写真9_大岩壁がそそり立つ中を登る

大岩壁がそそり立つ中を登る

小林 博史 小林 博史

東京本社
出身地:大阪府