flag サミット倶楽部

2019.01.10

サミット倶楽部とは


“サミット倶楽部”は2011年にスタートした倶楽部です。
アルパインツアーの登頂コースは1972年のキリマンジャロ登頂から始まりました。その後、1983年には中国のスークーニャン山群のタークーニャン山を実施するなど、登山専門旅行社として着実にエリアを広げてきました。
苦労して辿り着いた山頂、見下ろす景色、山頂に立つことは、とても単純明快ですが、まさに登山の醍醐味です。そんな「頂に充足あり」とお考えの皆さまの集まりがサミット倶楽部です。世界各国の最高峰や島の最高峰など世界の名峰にチャレンジしてみませんか。

スペイン最高峰テイデ山(3,718m)

スペイン最高峰テイデ山(3,718m)

フィジー最高峰トマニビ山(1,324m)

フィジー最高峰トマニビ山(1,324m)

コスタリカ最高峰チリポ山(3,819m)

コスタリカ最高峰チリポ山(3,819m)



サミット倶楽部・各国最高峰シリーズ


サミット倶楽部では各国最高峰に登る新企画を継続的に実施しています。各国最高峰と聞くとハードルが高く感じますが特別な登山技術が必要なわけではありません。ここ数年でキューバ、コスタリカ、ルーマニア、フィジー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニアなど、過去実績のあったエリアや新規エリアの各国最高峰に登るコースをご案内してきました。その経験から「各国最高峰は標高にかかわらず独特な貫禄がある」と実感しています。景観が優れていることは当然ですが、それ以外にも麓に住む人々に聖地として崇められていたり、そこに住む人々が“自分たちの国の山として誇りを持っている”ことがすごく印象的です。そのため私たちの訪問はいつも熱烈な歓迎を受けます。「わざわざ来てくれてありがとう!」「どうしてこの山に興味を持ったの?」「日本には富士山という素敵な山があるんでしょう?」
山を通して見えない国境の壁が消え、心が通じ合う。そんな瞬間を皆さまと共有できることがとてもうれしく思えるのです。

ボスニア・ヘルツェゴビナ最高峰マグリッチに向かって(2,386m)

ボスニア・ヘルツェゴビナ最高峰マグリッチに向かって(2,386m)

ポルトガル最高峰ピコ山(2,351m)

ポルトガル最高峰ピコ山(2,351m)

ルーマニア最高峰モルドベアヌ山(2,544m)

ルーマニア最高峰モルドベアヌ山(2,544m)



キューバ最高峰ピコ・トゥルキノ(1,974m)


社会主義国キューバ、ダンスの国キューバ、フィデル・カストロ、チェ・ゲバラ、クラッシックカー・・・。独自の歴史を歩んだキューバは今まで私が訪れたどことも異なる国でした。キューバ人と外国人の使う通貨が異なり、なんと25倍も価値が違うこと、地域ごとに異なりますが、給料が同じこと、物が配給制であることなど、資本主義を当然として受け入れている私たち日本人には驚くことがたくさんあります。特別企画として実施した今回のツアー中には「なんで?」「それはないだろう?」「え!?」というトラブルがたくさんありましたが、私のキューバの印象は“底抜けに明るいラテンの国”です。“カメラを向けると誰もが笑顔でポーズをとる国です”。
ピコ・トゥルキノ(1,974m)はキューバ東部に東西に250kmのびるマエストラ山脈にあります。1953年にカストロ率いる革命軍がゲリラ戦を展開した山群です。登山は3泊4日の山小屋泊で、基本ジャングルの中を歩きます。1泊目の山小屋は30人ほどの人がひっそりと暮らす車も入れない山中の村にありましたが、夜になると音楽隊が来て参加者と一緒に踊り明かすというキューバらしい幕開けとなりました。翌日の行程はアップダウンを繰り返しながらキューバの国鳥トコロロを見たり、ランの花を探しながら熱帯のジャングルを歩きました。登頂日は急斜面を登り、全員無事に登頂、山頂にはキューバ独立の父、ホセ・マルティの像が立ち、展望はありませんが、皆さんと協力し合って登った感動で目頭が熱くなりました。その後は希望者とキューバ第2峰のピコ・クーバへ。山頂は藪に覆われバリバリ音を立てながら無事登頂しました。

キューバのクラッシックカー

キューバのクラッシックカー

キューバ最高峰ピコ・トゥルキノ

キューバ最高峰ピコ・トゥルキノ



50周年特別企画の今後の展開


50周年に向け現在多くのプロジェクトが進行していますが、サミット倶楽部でも魅力的なコースをたくさん計画中です。今まで取り扱ってきた山はもちろん、それ以外にもご案内したい山がたくさんあります。インドネシア、スマトラ島最高峰のクリンチ山やパナマ運河で知られるパナマ最高峰バル山、バルカン半島クロアチア最高峰ディナラ山など今後も様々な山にチャレンジしていきます。


【主なサミットコース登頂年表】


1972年アフリカ大陸及びタンザニア最高峰キリマンジャロ(5,895m)
1983年大姑娘山(5,025m)中国
1983年トルコ最高峰アララット山(5,137m)
1992年南米大陸最高峰及びアルゼンチン最高峰アコンカグア(6,960m)
1993年北アフリカ及びモロッコ最高峰ツブカル山(4,167m)
1993年朝鮮半島最高峰白頭山(北朝鮮側)
1995年ノルウェー最高峰ガルホピッケン(2,469m)
2000年コスタリカ最高峰チリポ山(3,819m)
2002年スロヴェニア最高峰トリグラウ(2,864m)
2003年ルーマニア最高峰モルドビアヌ(2,544m)
2004年バルカン半島及びブルガリア最高峰ムサラ(2,925m)
2007年アメリカ・コロラド州最高峰エルバート(4,418m)
2009年エチオピア最高峰ラスダシャン(4,550m)
2010年中米及びグアテマラ最高峰タフムルコ(4,220m)
2011年スペイン最高峰テイデ山(3,718m)
2015年スウェーデン最高峰ケブネカイセ(2,097.5m)
2015年ポーランド最高峰リシイ山(2,499m)
2017年ポルトガル最高峰ピコ山(2,351m)
2018年アルバニア&マケドニア最高峰コラビ山(2,764m)
2018年ボスニア・ヘルツェゴビナ最高峰マグリッチ(2,386m)
2018年フィジー最高峰トマニビ(1,324m)

寺井信之 寺井信之

東京本社
出身地:東京都